アディバ AD250 (1)
完成度アップ! 完全都市型コミューター
その乗り物を何に使うか、という前提はあっても、スクーターを「便利な移動手段」として使うならば、理想の姿はひとつの方向に向かっていくと思う。目指すは便利な乗り物・・必要なだけの力があって車体がコンパクト、さらに荷物が収納できてタンデムもラクで、好燃費で故障知らず、そして「全天候型」だったらもっといい。
全天候のためには、やはり屋根つきスタイリング。そこまでは誰だって考えるけれど、実際に形にしたケースは少ない。94年に、ホンダがキャビーナを、90年にはリア2輪のスリーホイーラー、ジャイロを屋根つきとしたキャノピーを発売していたし、ヤマハはギアに純正オプション扱いでルーフを発売している。けれど、50/90ccではコミューターとしての行動範囲に限りがある、というのが正直な感想。
だから気になるのが、ADIVAなのだ。パリやミラノといったヨーロッパの渋滞大都市でよく見かけるこのブランドは、もともと「便利なスクーターの理想の姿」として、創始者であるニコラ・ポジオが収納式のルーフを発案したのがスタート。手動で収納できる屋根つきスクーターは、いま日本で買えるスクーターのどれより「便利なスクーター」の理想の姿に近いと思う。(撮影/盛長幸夫 文/中村浩史)
(2)へ続く
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