バイクインプレッション

HARLEY-DAVIDSON FXCW SOFTAIL ROCKER (2)

FXCW SOFTAIL ROCKER (2)

新世代を予感させるファクトリーカスタムモデル登場!

(1)の続き

 良い意味で上品だ。スロットルを閉めると揺れも波動もない静かな走りだが、スロットルをひとたび開ければ、濁りのないジェントルで力強い鼓動を発する。速度にしてトップ6速、時速60〜110km。この速度レンジまでだったらメカノイズもほとんどない。まるで日本車…いや、日本製の空冷ビッグVのほうがよっぽど粗野でノイジーな回り方をする。

 もともとソフテイルファミリーはストロークの短いカンチレバーサスを使っているので、大きなギャップやウネリを乗り越えたときの衝撃吸収性は、ツーリングファミリーやダイナファミリーのようには行かない。やはり少し突き上げ感が残る。この見た目、まったくストロークしそうもないロッカーのリヤサスは特に厳しそうだが、意外に動く。街乗りやツーリンクでも苦にならないだろう。ただ車重が重いので、急制動を何度かやるとブレーキが熱ダレを起こしやすい傾向があった。

 また、これまでと違うフレームレイアウトを採っているので、バックの装着などには少し工夫がいる。でも車格の大きさが生む安定感や、足着きの良さ、それに持ち前のジェントルな鼓動感で、街中からちょっとしたツーリングまでゴキゲンにこなせるバイクだ。ロッカーCのタンデムシートは見た目同様、エマージェンシー用と思うのがベター。やはり最大のウリは居住性まで犠牲にして、ファクトリーカスタムとして生み出された、この「ロッカー」スタイルなのだ。(PHOTO:盛長幸夫 REPORT:宮崎敬一郎)

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FXCW SOFTAIL ROCKER (2)
前後タイヤの幅の差は実に130mm。サイクルフェンダー風の幅広で平たいフェンダーをスイングアームにマウント。リアまわりのコンパクトさを強調したデザインとなっている。

FXCW SOFTAIL ROCKER (2)
240mmタイヤを装着し、迫力のあるスタイリングを造りだしている。リアフェンダーはスイングアームにマウントされているため、フェンダー上に荷物などを積むことはできない。

FXCW SOFTAIL ROCKER (2)
ボディ同色に塗装されたフレームに搭載されるのはカウンターバランサー付きTWIN CAM96Bユニット。外観にはサテン ステンレス パウダーコートが施されている。

FXCW SOFTAIL ROCKER (2)
イグニションは左サイドのエンジン中央外側にある。キーホールカバーはグレネード(手榴弾)の形状をアレンジした洒落の効いたデザインとなっている。ちなみに、イグニションキーにはROCKERの刻印があるリングが付属しており、これは、手榴弾の安全ピンをイメージしたものとのこと。

FXCW SOFTAIL ROCKER (2)
主要諸元●全長:2413mm●全幅:892mm●全高:1168mm●軸間距離:1758mm●シート高(加重時):622mm●車両重量:320kg●エンジン:空冷4ストOHV2バルブV型2気筒(TWINCAM96B)●排気量:1584cc●最高出力:NA●最高トルク:11.2kg-m/2750rpm●燃料供給装置:インジェクション●燃料タンク容量:18.9R●変速機形式:6速リターン●ブレーキ前・後:シングルディスク・シングルディスク●タイヤ前・後:90/90R19・240/40R18 ※NAはデータ未発表


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