バイクインプレッション

SUZUKI VanVan200

VanVan200

インジェクション採用で確実な始動性と中低速の加速感がUP!!

 1970年代に一世を風靡したバンバンの末裔が、インジェクションを装備して新登場したのだが、このスタイルはいつ見ても心を和ませる。乗車してエンジンをさっそく始動。キュルキュルと一発で始動できるのはインジェクションのお陰だが、これって使うほどにありがたい機能だ。だってチョークを引いたり、アイドリングが安定するまで走れなかったのだが、新型は誰でも気軽に乗り出せる性能になったという点でまず評価できるからだ。

 走り出しても意外なほど低速から中高速回転までのつながりが滑らかで、旧型よりも明らかにスピードのノリが良い。200ccだから高速走行はさすがにラクではないがストレスのない吹き上がりが気持ちよい。新採用のメッキシリンダーとオイルクーラーによって信頼性もアップしており、これなら永遠のスタイルがずっと楽しめそうだ。

 太いタイヤゆえにカーブやブレーキに不安が少なからずあったのだが、一般的な速度で乗る限りきっちりブレーキは効くしまったく普通に操れる。リーンウィズのフォームのままでよく曲がるし、ブレーキのタッチ&効きも問題はない。むしろ下手なリーンインやリーンアウトなどしない方がいい。操舵がとても軽くて、ハンドルを無意識に抑える乗り方が合わないからだ。

 人とは異なるスタイルをアピールするなら、この存在感は絶対にアリだ。ノーマルのままでもカスタムでもこれならイケル。
(PHOTO:南 孝幸 REPORT:柏 秀樹)


VanVan200
フロント130mm、リア180mm幅のファット系タイヤを装着。銘柄は一世を風靡したダンロップのK180。タンク上面までせり上がるような形状のシートはタックロール仕様でレトロな味わいが満点だ。小型の速度計をオフセットしてマウントするあたりにはダートラのニオイも感じる。
 ボディーカラーはグラススプラッシュホワイト、キャンディマックスオレンジ、ソリッドブラックの3色。

VanVan200
18インチのダンロップK180を装着。ブレーキはシングルディスク。ちなみに、リアには136mmトラベルのモノショックを装備。スイングアームは540mmとロングタイプとなっている。

VanVan200
冷却効率の高い独自のメッキシリンダーを採用するOHC2バルブユニット。新型では吸気にインジェクションを採用。更にマフラー内に触媒を内蔵する。

VanVan200
小型でシンンプルなメーターはパネルを白色とし視認性をUP。

VanVan200
クッション性があり快適なライディングに役立つ厚さのあるシート。タックロールとパイピングが施されている。

VanVan200
乾燥重量121キロの重さよりも770ミリという低いシートによって、スクーター250よりも安心して足が着ける。シートの幅も狭く、しかもステップが前気味なのでゴーストップでもストレス知らず。ハンドルの高さと幅も絶妙で、ゆったりのんびり走るのに最適。


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