2月10日(水)
『ニーグリップとはいったいどういうことなのか?』
教習所でも、サーキットでも、「ニーグリップ」という言葉をよく聞きます。
バイクを運転するのに、「ニーグリップ」という名のヒザによるタンクのホールドは本当に必要なのでしょうか。
一般道もサーキットも長年運転してきたわたしの結論は、「〈ニーグリップ〉というネーミングがよくない」と考えています。
バイクの種類にもよりますが、実際にタンクをホールドする部分は太股になる場合が多いもの。ですから、太股を意味する「サイ・グリップ」とでも呼ぶ方が近いかも。
さて、実際に運転するとき、ヒザや太股でタンクをしっかりはさみ込む必要はあるんでしょうか。
それは、状況によるものであって、常に力を入れてはさみ込む必要はない、とわたしは考えます。
例えば、タイヤが滑ったとか、何かの拍子に急ブレーキをかけてリアタイヤがロックして滑ったりしたとき、とっさにタンクをしっかりホールドすることで、それ以上の横滑りを防止することができます。
ですから、とっさの時に備えて、すぐタンクをホールドできるよう、両膝は常にタンクに添えて置くことが望ましいわけです。
初心者にありがちですが、(誤解された意味での)ニーグリップを意識するあまり、ヒザに力を入れてタンクをはさみ込むだけでなく、全身がカチコチになってしまっているライダーも見受けられます。
セーフティライディングのためには、普段はなるべく力を抜いておくことが理想です。
また、一般公道では単に美意識の問題ですが、ヒザを開いて乗っているとだらしなく見えるという問題がありますから、教習所や警察の講習会では〈ニーグリップ〉が推奨されているのではないでしょうか。
というわけで、「ニーグリップ」とは、常に力を入れてヒザでタンクを締めましょう、ということではなく、とっさのときにしっかりタンクがホールド出来る位置にヒザを添えておきましょう、が正しい意味ではないかと思われます。
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