ツーリング

浄土平

福島県は浄土平の絶景。東京から日帰りできる範囲でこんなに雄大な風景があるんだね

高校生のころは、ツーリングに行くって言うと仲間と出かけるってことだった。
1人で遠くに行くのは不安だったし、友達とワイワイは知るのが楽しかったんだよね。
今では1人でも大丈夫だし、仲間もそうそう集まれないからソロで出かけることが多い……
そんなライダーも多いんじゃないだろうか。
でも、それだけにたまに行くマス(グループツーリング)もまた、楽しいですよ。

photo and text by Katsuhisa Mikami <FREERIDE MAGAZINE>

 年に一度、ホンダが各バイク雑誌の編集長を対象に行っているツーリングがある。それが「ホンダ・エディターズ・ミーティング」だ。うろ覚えで恐縮だが、もう20年近くの歴史をもつ伝統のイベントである。
 これは「普段は忙しくてなかなかバイクに乗れないだろう」編集長のために、バイクとルートを用意してくれているものだ。
 僕も3年くらい前から参加させていただいているのだが、さすがに事前の準備がしっかりしているだけあって、ルートや宿はじつに素晴らしい。いつもいきあたりばったりの旅ばかりしている僕にとっては、スケジュールや移動ルートが決まっているツーリングなんて本当に久しぶりで、だから最初は「ちょっと窮屈かなあ」なんて危惧していた。

 だけど、実際には窮屈さなんてまったくなくて、同じ立場の人たちと一緒に走るマスツーリングもまた楽しいものだなあ……と実感したのである。
 確かに、自由に自分のペースで走ることは出来ない。ワインディングに来たからと言って前を走る人(先輩の方々)を抜いて自分だけ先に行ってしまうってわけにもいかないしね。だけど、そんな自分勝手な気持ちを捨て去ったら、逆に人のペースに合わせて走ることで風景もゆっくり見られるし、みんなで同じ風景を見ているから後で話をしていても楽しいってことに気付いたんだ。
 考えてみれば、高校生のころはこうしてみんなで走っていたなあ。だんだんと、マスで走ることの楽しさを思い出し始めた。

写真・文◎三上勝久
FREERIDE Magazine編集長。1965年生まれの42歳。豊富なBAJA1000参戦歴をもつレース好きだが、じつは旅も大好き。今年はホンダCL72というビンテージバイクでBAJA1000に参戦した

Article Written by FREERIDE Magazine

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